いつもご観覧いただきありがとうございます。この記事では前回紹介しきれなかったおすすめ本をまとめていこうと思います。
前回の記事はこちら↓
![犬の動物行動学を学べるおすすめ本](https://aganoinu.com/wp-content/uploads/2023/03/行動学本-1-320x180.png)
犬は愛である 最良の友の科学
著者はアリゾナ州立大学イヌ科学共同研究所創設者で、100本以上の論文を発表している事でも有名なクライヴ・ウィン(ワイン)。
こちらは2021年発行された本で、2022年にも「犬はなぜ愛してくれるのか」が発行されていますが原題が「Dog is Love」なのでおそらく同じ内容なのかな?と思います。
さまざまな実験を通して、犬と狼を分けるものは何なのか、また犬の人懐こさとは何なのか?愛着って?など私たち犬好き人間が知りたかった事がたくさん載っています。
麻布大学・菊水先生チームのオキシトシンの研究
犬と狼の違いや、犬と他の種を分けているものとは
現代でも犬と共に狩りをするヤマングナ族のレポ
多種族にも愛情のこもったふれあいをする犬の持つ遺伝子とは?
などなど、盛りだくさんの内容です!
私たち罰を使わないかいぬし的には、MRIの中でじっとする行動を正の強化のトレーニングで可能にしたという場面ではですよね〜!ってなります。
全体的にとても面白いのですが、特に 第7章イヌをもっと幸せに は必見。
しつけ業界で「ドミナント」が間違った形で使われ、そのせいで科学的でないトレーナーが人間が群れのリーダーにならなければいけないという理屈を広め、結果犬達はいわれのない汚名を着せられスリップリードで力ずくに操られたりチョークチェーンで苦しめられたりしているという事が書かれています。
犬達は、本当は親しみ深いやりとりを求めているのに!
科学が犬に追いついて来た感あるよね〜
犬が愛だって、ついにバレたか〜!
あなたの犬を世界でいちばん幸せにする方法
やった〜〜〜〜〜!!!!!!!日本語版の出版おめでとうございます!!!!!
これもめちゃくちゃおすすめです!
英語版の表紙はバーニーズなんだよ〜
原書はこのブログでも過去に紹介した英語版「Wag」、著者は心理学博士で動物行動学者で人類動物学非常勤教授のザジー・トッド博士。
この本は2020年に出版されカナダでベストセラーとなり、全米犬作家協会のMAX WELLメダルを受賞しています。
犬と幸せに暮らすための参考書の最新版と思ってください。
犬と暮らしている人やプロの方はもちろんですが、これから犬を迎えたいと思っている人にも是非読んで欲しい!
本書では現代での犬暮らしに必要となりそうな知識を、科学的なエビデンスと共にわかりやすく網羅しています。
- ハッピードッグってどんな犬?
- 幸福度が上がるトレーニングとは?
- エンリッチメントの重要性について
- 恐怖など問題へのヒント
- などなど
他にも、必ず役立つ内容が盛りだくさんです。ゆりかごから最期までをカバーしています。
この本を読み終える頃には、
犬という生き物をより一層理解できる様になる
愛犬に対してもっと優しく、頼れる保護者になれる
ネット上の情報の中から、正しいものを選べる様になる
プロに頼る時、優しいプロを選べる様になる
など嬉しいことがたくさん待っていると思います。
この本には猫版もあります!もちろんおすすめ!
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この記事は追記していきます
まだ読みたい本があるので、読んだらこの記事に追記していきますので、よろしくお願いしますね!
それでは、よい犬暮らしを!
本の選び方や、注意点なども↑ の記事にまとめてあります。