いつもご観覧いただきありがとうございます!
今回は楓もよく行っているトロントのドッグランについて書こうと思います。
トロントは犬飼いさんがめっちゃ多い
トロントは街を歩けばそこらじゅうに犬がいます。犬と暮らしている家庭が多く、犬が生活に溶け込んでいる雰囲気があります。
フリーランスや在宅勤務の人が多かったり、定時で帰宅する人も多いのが犬と歩く時間を多めに確保できる大きな要因かと思います。(16時にもなると帰宅ラッシュが始まるのが驚き…)
ドッグウォーカーやデイケアなどの職業が充実しているため、仕事が忙しくお留守番が長い日でも依頼しておけばウォーカーさんがお散歩に連れ出してくれます。
トロント市ほかいくつかの市ではペットショップでの犬猫生態販売が廃止されています。
またオンタリオ州ではPAWS法(動物福祉法)によって犬猫の店頭生態販売はしにくくなっています。
パピーミル問題や裏庭繁殖者による過密問題は残されていますが、一箇所の蛇口を閉めた効果は大きく、他国からレスキューされた犬を多数受け入れる事ができています。
トロントのドッグパークの様子
カナダではドッグランのことを「オフリーシュドッグパーク」と呼びます。
ドッグパークの作りとルール
- 二重扉の出入口
- 水飲み場あり(パンデミック中閉鎖の場合あり)
- 地面は土、芝生、ウッドチップ、細かい砂利〜砂など様々
- 柵が低いパークや柵が無いパークもある
- 基本的に小型犬用、大型犬用などの区分けがないパークもある
- 緑のゴミ箱にうんちを捨てて帰れる
出入口が二重扉になっていたり、水飲み場があったりと、基本的な作りは日本と同じですね。
日本と違うのは犬が飛び越えられる様な低い柵のパークや、柵なしのパークがあるところ、犬の大きさでエリアが分かれていないところでしょうか。犬を逃走させてしまわない様、低い柵や柵なしのパークには呼び戻しができないペアは来ない傾向があります。
基本的に超小型犬も超大型犬も同じエリアで遊びます(少ないですが区分けされているパークもあります)が、問題が起きるのは稀。大きさに関係なく喧嘩を起こす可能性のある社会化不足(犬が苦手・犬語が苦手)の犬はパークには入れない様にしてるかいぬしさんが多いです。
- アラン庭園 160 Gerrard St.E
- Kew Gardens 2075 Queen St.E
- Ramsden Park 1020 Yonge St
何かあった時に一人で制御できない可能性がある、ロットなどパワータイプの犬もあまりパークには入って来ない傾向があります。子犬のうちはよくパークに来ていた子も、成犬になると見かけなくなります。一体どこで自由運動しているのかな、とちょっと心配になりますが、事故はかいぬしさんの責任になるので妥当な判断だと思います。またピットブルなど入場できない犬種もいます…元々ピットは飼育してはいけないルールですが。
- 標識に従い、オフリーシュエリア外では紐を外してはならない
- 鑑札をつけていること
- 予防接種を受けていること
- 植物や公園の資源を破壊してはいけない
- ヒート中の雌、ピットブルなど入れない犬がいる
- 野生動物を追いかけてはならない
- うんちを拾うこと
- 犬が掘った穴を修理すること
- 犬から目を離さず、管理すること…など
トロントのかいぬしさんは必ずご自身でチェックを▶︎トロント市webサイト
またドッグウォーカー(犬の散歩代行)に許可されているパークも多いですが、中には無免許で数頭のパックを連れて来ている人もいます。そういうウォーカーさんは教育を受けていないため、犬から目を離しやすくトラブルになりやすいと聞きます。
日本と違って有料のドッグランやドッグリゾートはない
日本は会員制の有料ドッグランや、犬と泊まれる室内プール付きのリゾート施設的、ドッグカフェが多くあって羨ましい!
犬連れ商業施設が多い日本では、休日になると「さあ今日はドッグカフェがついた大きなドッグランへ行こう!」「次の休みはドッグリゾートへ行こう!」ってなると思います。とても楽しそうです。
しかしトロントの犬飼いさんにとっては、「ドッグパークは散歩の途中に立ち寄るもの」「カフェのパティオの外柵に犬を繋いでお茶したり、犬と一緒にコーヒー持って公園に行くからドッグカフェという概念がない」「コテージバケーションへは犬を連れていくけど犬用施設はない」「川や湖のドッグパークがあるからプールはいらない」こんな感じです。
- ドッグパークは市営のため無料
- 法律上飲食店に犬同伴可の席はなく、パティオ外側の柵に繋ぐ
- ホームセンターやペットショップは入店可
- 大抵のお店は入店不可
- 犬連れリゾートは郊外のコテージ村くらい?
- 公共交通機関に追加料金なしで乗れる
ドッグカフェ、あったのですがトロントでは家賃高すぎて難しいみたいで潰れました…今ある店はドッグフードを作って売っている店で、ドッグカフェというよりかは店内でも食べられますよ的な感じです(コロナ前)あとは犬同伴可のブリュワリーがあります。
そんなトロントですが、街中やドッグパークのゴミ箱に犬のうんちを捨てられるのはすごくいい!これは最高です!
ちなみに日本で見かける「ドッグランで排泄させないでください/家で済ませて来ましょう」というルールはありませんので、パーク内でも人間の公園でもみんな排泄してます。おしっこを水で流す文化も無し、マナーベルトとかは見た事ないです。うんちを拾えばOK。ただしコンドミニアムや一般家庭管理下の「No Dogs」「No Poo」など標識のある場所では排泄させないようにしましょう。
スポンサーリンク
トロントのドッグパークをいくつか紹介
楓も行った事のあるトロントのドッグパークを紹介します。
Sir Casimir Gzowski Dog Park
湖沿いにある低い柵のドッグパーク。周りには自転車道、子供の遊び場、ピクニックエリア、売店などの施設がありいつも賑わっています。
柵が低い上にすぐ近くに交通量の多い道路があるので、呼び戻しができない&柵を飛び越えて逃走しそうな子にはおすすめしません。
楓はいつもこの柵を身軽なボーダーコリーやビズラが飛び越えているのを見てピーピー言ってます。
Sir Casimir Gzowski Park
- 地面は砂、砂利
- 広さは小〜中程度
- 無料駐車場3箇所
Trinity Bellwoods Dog Bowl
海外の雰囲気満載!柵の無いパークなので、呼び戻しができる様になってから行きましょう。
またドッグパークの中をジョギングや散歩で通り抜ける事ができるため、ベビーカーや小さなお子さん連れも見かけます。誰にでも飛びついてしまう子は行かない方が良いでしょう。
周りは斜面と木に囲まれており、リスも多く生息しています。広さもあるので犬から目を離さずに楽しみましょう。
冬には斜面でソリ遊びをする人で賑わいます。夏には水道の近くにタライを持って来て水遊びをさせるかいぬしさんもいるので、泥水を飲んでしまう犬は注意が必要です。
Trinity Bellwoods Dog Bowl
- 地面は土、草、斜面
- 広さは中〜大程度
- 大きな公園の真ん中、クレーター状の盆地
Cherry Beach Off Leash Dog Park
オンタリオ湖で泳ぐ事ができるドッグパーク。ビーチエリアと陸地エリアがあり犬的には大満足な作り。かなり広いので過密にならず犬同士のトラブルが起こりにくく、安心して歩けます。
水辺なので夏は蚊や羽虫が凄く発生します。雪が凍ると出入口付近が大変滑りやすく、犬とかいぬしの関節に危険なため、おすすめは秋。
春はトロント中の融雪剤で汚染された雪解け水が流れ込むのでおすすめしません。
コヨーテ、狐が目撃されているため暗くなる前に帰りましょう。
ここは出入口の扉が一重のため、開閉は慎重に。
Cherry Beach Off Leash Dog Park
- 砂と岩のビーチエリア、土と草の林エリア
- 広さは大
- 無料駐車場が少しと有料駐車場あり
湖での持ってこい遊びはやりすぎると水中毒になる可能性もあるので、程々に。その他水遊びでの注意はこちらもどうぞ▼
そんな感じで
今回はトロント市内のドッグパークについて書いてみました。コロナが終わったら、もっといろんなところへ行ってみたいですね。
トロントの犬関係のことで何か聞きたいことなどありましたら、気軽にコメントかご連絡くださいね!
ほかにも、トロントの人間向けのお出かけ情報も書いてます▼