元気いっぱいの若犬、落ち着くのは何歳?
子犬期〜若犬期のわちゃわちゃとはしゃぐ姿は見ていてとても楽しいものですが、時にそのエネルギーが手に負えない事ってありますよね。
きちんとトレーニングをしたり社会化を頑張っても、若いうちはどうしても好奇心や興奮が勝ってしまう事が多々あるものです。
犬の大きさや犬種によって落ち着く時期はまちまちですが、うちの楓(バーニーズマウンテンドッグ 2020年で3歳)の場合はこんな感じでした▼
お家での落ち着きは生後4ヶ月半頃から出てきた
生後2ヶ月〜3ヶ月は鋭い牙で触れるもの全てを傷つけていましたw
食う・寝る・排泄以外はかいぬしやぬいぐるみに噛み付いて暴れたり(笑)、寝ぐずりを起こして爆走!
結構凶暴だったのでとても心配しましたが、生後4ヶ月半〜5ヶ月頃にはスンと暴れなくなり、急にかいぬしの言葉をよく聞く様になりました。
この頃の有り余るエネルギーの発散方法はこれ
- お散歩とドッグパークでの自由運動
- かいぬしと引っ張りっこや持ってこい遊び
- 頭を使うクリッカートレーニング
- コングに詰めたおやつを頑張って食べる
- 噛むおもちゃ
▲これらでうまく発散して、満足したり疲れた後は落ち着いて過ごせる様に(というか寝ていた)
お散歩での落ち着きは1歳半〜2歳頃
楓はお散歩での拾い食い欲も凄かったので、ずっとトレーニング混みでお散歩してました。
なんたってトロントにはピザやバナナなど食べ物がたくさん落ちているので、生後9ヶ月頃〜1歳半頃はジェントルリーダーも使って食べ物に突進させない様にしていました(使わなきゃ良かった)
ジェントルリーダーとは
馬のはみの様に犬の口周り〜耳の後ろに装着して引っ張りや突進などを抑制するアイテム。
トロントでも使用率が高い。
チョークチェーンやプロングよりマシではあるものの、犬の体の構造上負担が大きいのと嫌悪刺激の使用であるためおすすめできない。
人間がジェントルリーダーに頼り切りになって、健全なトレーニングを行わなくなる可能性あり。
確か1歳半頃にはかなり落ち着いて歩ける様になり、2歳前にはもうゆっくりお散歩ができていた気がします。
ゆっくり歩ける様になったものの、興奮ポイントが完全になくなったわけではありません▼
3歳になったばかりの頃の興奮の課題は2つ
トロントは外敵がいなくて食べ物が簡単に手に入るので、アライグマやリスがそこらじゅうにいます。
最近はちょっとリスを見た位では大騒ぎしなくなりましたが、それでも流石に、突然目の前に飛び出てシャーっと走っていくリスには興奮してしまいます。
かいぬしもびっくりして焦るので、その焦りも伝わって尚更よくない!
リスも犬を見つけたらおちょくりに来るのではなく、さっさと逃げて欲しい…
楓はよその人にかまってもらうのが大好き!
かいぬしよりよその人が好きなんじゃないかって位、営業します。
ドッグパークでリードに繋いでいない時は上手に挨拶できるのですが、リードに繋がっている時はすごくチャカチャカするのでタックルしてしまわないか焦ります。
うちの近所の先輩バーニーズ達はかなり落ち着いているので、ゆっくり挨拶しに来てくれて感動〜!
先輩バーニーズの飼い主さん達は「うちも昔はこうだったよ〜」と言っていたので、何歳くらいで落ち着いたのか聞いてみました▼
トロントの先輩方に聞いてみた
バーニーズマウンテンドッグは6歳までパピー!
バーニーズ、6歳までパピーだそうです。
身体は成犬なので精神的な子犬期が長いと大変な事もありますが、いつまでたっても子犬の様に振舞う犬というのも可愛いものですよね。
確かに楓も常々、めっちゃ子供じゃん!という顔を見せています。
大きくてもふもふの子犬の様な顔の大型犬…世界的に人気な理由がわかる気がします。
子犬〜若犬時代の騒々しさはその時しか味わえない
先輩方の経験からは4歳、5歳くらいからすごく落ち着くみたいですね。そして6歳からは良犬になると。
落ち着いたら落ち着いたで、寂しくなるとのこと!
とにかくチャカチャカしているうちは対策をしつつ、騒々しさを楽しみたいですね…!
それからスイスのことわざにもある様に、一緒にいられる時間が比較的短い犬種なので、毎日を大事にしたい!
我が家の興奮対策3つ
道が空いてる時間にお散歩にいく
人と犬が多い時間帯は気も散るしゆっくり匂い嗅ぎできないので、興奮度も上がりがち。
トロントは都市部なのでどの時間帯もだいたい人が多いのですが、一番人と犬が多い時間帯が夕方17時〜18時半位です。
退勤後から夕飯前に犬の散歩をする人が多いんですね。なのでその時間をなるべく避けてお散歩に行ってます。
催促される前にお散歩に連れ出す
今までの経験上、お散歩の時間が遅くなればなるほど、お外への期待値とフラストレーションが溜まっていくので、少しのことで興奮しやすくなる様に思います。
なのでなるべく楓が催促しだす前にさっさと連れ出し、お外に出たらまず芝生で存分に匂い嗅ぎをさせます。
散歩の最後に匂い嗅ぎ時間を取るより、散歩の最初に満足するまで匂い嗅ぎさせた方が落ち着いてゆっくり歩けるみたいです。
もちろんお散歩途中も、立ち止まっても大丈夫な道では嗅がせます。
リスを見せない・見そうになったらカットイン
楓よりも先に私がリスを見つけた時は道を渡ったりして、なるべく見せないようにしています。
リスを見そうになった時や、ロックオンしてしまった時はカットイン(犬とリスの間をさえぎって立つ)→座らせたり、アイコンタクトしておやつをあげたりして興味をそらします。
カットインは人間も使えるカーミングシグナル
他の犬やベビーカーとすれ違う時、猫にロックオンしてしまった時など
あっちに注目して欲しくない時に使えるのでオススメ。
よその人と目を合わさない
目の前にとっても可愛いもふもふの犬が来たら、触りたくなるのは大変よくわかります。
大抵の犬飼いさんは楓が興奮しない様に上手に相手してくれるのですが、犬を飼ったことがない人やカワイイものが大好きなパーリーピーポーなんかは「オーマイガー!なんてゴージャスなワンちゃんなの〜!」と黄色い声をあげてしまうので、楓も興奮してチャカチャカしてしまいます。
私がちんちくりんなので、むこうも「あんな小さいアジア人が連れているのだから、大人しい犬に違いない」と油断しているっぽい。
こちらに興味がありそうな人と目が合ってしまうと挨拶しなければいけなくなるので、目を見ない!なんなら存在に気づかないフリをして通り過ぎる様にしています。
かいぬしが言うのもなんですが楓はとてもよい子なので、上記の対策さえしていれば穏やかなお散歩を楽しめてます。
あとはほんと…突然躍り出てくるリスだけですね。
リスめ。おまけ あなたのバニはもちもち?しゅッっとしてる?
ちなみにご近所のバーニーズは雄なのもあって頭蓋骨がガッチリとしてマズルが大きい、もちもちとしたタイプです。
楓はマズルが細くシュッとしていかにも雌というタイプ。
ネットをみていると雌でももちもちの子もいるし、雄でシュッとした子もいるので興味深いですね。