今までの記事でちょいちょい犬の靴について触れてきました。
うちの犬は今まで3種類の犬用靴を使ってきたので、それぞれレビューしていきたいと思います。
- PAWS ラバードッグブーツ
- Muttluks スノーマッシャーズ
- Muttluks オールウェザーブーツ
PAWS ラバードッグブーツ
値段が安めな事もあってかトロントではこのPAWSを履いている犬が多く、おそらく最もポピュラーな靴です。
天然ゴム素材でできており、100%生物分解されるというエコなアイテムなのも人気の理由でしょう。
うちでは楓が来てすぐの初めての冬に使っていました。
子犬期はサイズがどんどん大きくなるので、本格的な靴を買ってもすぐに使えなくなってしまいます。
また超大型犬は1歳までにぐんと大きくなり、3歳くらいまでゆるやかな成長が続くので靴でもハーネスでも買い替えが必要になります。
なので最初の一年は使い捨てができる風船タイプを使うのがおすすめ。
- 一箱に12枚入っているので無くしたり破れても精神的に平気
- 風船なので犬が地面の感触をまだ感じられる
- 病院などの目的地で脱がせてもかさばらない
- 汚れてもさっと洗えるのでお手入れが簡単
- 脱げない
- 硬い地面を長距離歩くとその分はやく破ける
- 履き口が硬いので履かせる時に工夫が必要
- 履き口の締め付けが心配で長時間履かせられない
履き口が硬いので片方の手で犬の足を上げて、もう片方の手で履き口を広げて履かせるのはなかなか大変です。ニンゲン…腕が三本あれば…
履かせる為の専用の商品もありますが、塩ビパイプやプラスチックの筒を買ってきて使う手も(Amazonのレビューが参考になります)
Muttluks スノーマッシャーズ
Muttluksは本場雪国カナダで20年以上犬靴の開発をしている、実力と信頼のメーカーです。
楓は二回目の冬にペットショップで試着して買いました。
前足と後ろ足が1サイズ違ったので、試着して良かったです。
まだまだ成長が続く1歳の冬だったので、次の年にはサイズアウトしましたが、信頼のメーカー&高いだけあってとても良かったです。
1サイズ分足が大きくなったので、前足より1サイズ小さい後ろ足は現在、以前前足に履かせていたものを履いています。前足は別のブーツを履いてます。
とてもしっかりしている作りなので一見堅そうですが、歩かせてみるとちゃんと曲がって無理なく歩けていました。
- 完全防水ではないが下半分がゴムで水が染みにくい
- 足首のテープが二重にしっかり止められ、脱げない
- 内側が柔らかく、保温性があり足が冷えない
- 履き口にマチがついてて履かせやすい
- 靴底に溝がついていて滑りにくい
- しっかりした作りで安心して履かせられる
- サイトハウンドの様に足の裏が縦に長い犬にはおそらくフィットしないかも
- 積雪が多いと足首のマチのところに雪が入る
- 立派なお値段
Muttluks オールウェザーブーツ
同じくMuttluksの全天候対応ブーツ。通気性もあり撥水加工です。
靴底の革は耐水・耐塩で冬の融雪剤や凍結防止剤の上を歩いても痛みにくいとのこと。
前回使っていたスノーマッシャーズがとても良かったので、ひとまわり大きいサイズで同じものを買おうと思いましたが品切れでこちらにしました。
こちらは4個1セットで売っています。
- 夏場のアスファルトから冬の凍結路面、岩場など一年中使える
- 足首のストラップに反射板がついていて夜も安心
- 他の子と走り回って遊んでも脱げた事がない
- 足首を伸びるニットで覆うので履かせやすく、ぴったりして雪が入らない
- 一生ものの勢いで丈夫らしいので、ガンガン履かせられる
- 楓の歩く癖なのか、たまーに上下がひっくり返る
- Amazonや楽天で取り扱いが少なく、日本で手に入りにくい
- スノーマッシャーズと比べると凍結路面ではやや滑るかな?
- 立派なお値段
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まとめ・場面別おすすめブーツ
塩(融雪剤・凍結防止剤)の地面や凍った地面にはMuttluksスノーマッシャーズ
裏面がしっかりしたゴム、タイヤの様な溝つきで3つの中で一番滑りにくかった
内側が柔らかく凍結する様な日でも足が冷えにくかった
塩撒きまくりの地面を数年歩いても破けなかった
雪遊びにはMuttluksオールウェザー
足首を覆うので雪が入らなかった
足首でしっかりストラップをしめるので、雪の中で脱げた事がない
ファーストブーツや補助としてPAWSラバードッグブーツ
何枚も入っているし天然ゴムなのでなのでとにかく気軽に使えた
かさばらないのでもしもに備えて持ち運びやすかった
犬用靴にはメリットがたくさん
- 夏のアスファルト対策に
- 冬の融雪剤・凍結防止剤対策に
- 雪遊びでの冷えすぎや雪玉防止に
- 遊び場に岩場などがある時
- 災害時など瓦礫や洪水後を歩く時
- 足を怪我した時の汚れと舐め防止
- 歳をとって足を引きずる子の保護…etc
我が家では主に冬の融雪剤・凍結防止剤対策と、夏に病院に行く時のアスファルト対策に使っています。
また爪の付け根を怪我した時、お散歩で傷口を汚したくないので履かせたりなど。
雪の降る地域では冬は必ず必要になるのと、怪我など突発的なトラブルにも対応できるので一足持っておく事をおすすめします。
フローリングのお家にお呼ばれする時の滑り防止や、足の怪我を家の中で保護する目的なら滑り止め付きの靴下も良いと思います。
爪が長いと履かせる時に引っかかりやすくなります。
また歩いている途中で爪の根元が圧迫されてしまうので、普段から爪のお手入れをしておきましょう。
爪切りに関してはこちらの記事をどうぞ▼
まずは室内でおやつを食べながら
子犬のうちに慣らしてしまうのが一番受け入れてくれやすいのかなと思います。
成犬でも子犬でも、フードやトリーツなどを食べながら最初は室内で短時間ずつ履かせていくと良いです。
ハズバンダリートレーニングの考え方が参考になります▼
楓は歩き始めはこんな感じですが…それでも片足履くごとにトリーツが食べられるので、自ら足上げて履いてくれます。
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この歩き方は毎回散歩の最初だけで、外を少し歩くとすぐサッサッサと軽快に歩ける様になるので笑ってしまいます(笑)
最近は外に出るとサッサッサ、建物に帰ってくるとエレベーターロビーで思い出したかの様にまたちょもちょも歩くので、楓の中でここはこう歩く!って決まってるんかな?
それとも建物内でちょもちょも歩いてたらよその人にちやほやされた事があるから強化された?確かにちょもちょも歩きの時は皆さんいつもより笑いながら相手してくれます。
ちなみに楓のおもちゃのレビュー記事はこちら▼
そんな感じで、今回は今まで使ってみた犬用靴についてレビューしてみました。
それではみなさま良い犬暮らしを!