ハーネスそれぞれの感想とおすすめ
いつもご観覧いただきありがとうございます!今回は今まで使ってきた歴代ハーネスの使用感やら感想についてまとめたいと思います。
おすすめのはリンク貼ってますのでご参考にどうぞ
今まで使ってきたハーネスたち
今まで使ってきた歴代ハーネスたちはこんな感じ↓
- イージーウォークハーネス
- Poypet
- 3in1ハーネス
- Tags For Hope
- LufeLux
- パーフェクトフィットハーネス
おすすめの形は前がY型、後ろがH型で後方にリーシュをつけられるもの。
この形だと喉に当たりにくく骨格にも負担がなく、犬の自然な動きを阻害しないため余計なストレスを軽減し、犬がリラックスして環境を学ぶ事ができます。
この中でおすすめなのはTags For Hope、LufeLux、パーフェクトフィットハーネスです。
あまりおすすめでないのはイージーウォークハーネスと3in1ハーネスです。
なんでかってと詳しくは各ハーネスの段落で説明します
侵襲度高めイージーウォークハーネス

引っ張り防止ハーネスとして北米では有名です。
うちでは楓が1歳〜2歳頃に使用しました。楓は強い引っ張りは無いのですが、風で舞った落ち葉やリスに反応したり拾い食いが凄かったりよその人に話しかけられると喜びで大興奮するので、ご迷惑をおかけしてはいけないと思い焦って購入しました。
その頃は英語が今よりもちんぷんかんぷんで、誰かを転ばせるなどの事故を起こした場合うまく話し合う事ができないため、とにかく事故を防止したかったのです
使ってみて…確かに引っ張りは軽減されるのですが、犬の前腕が圧迫されて引きが止まってるんですよね。物理的に力が加わって行動を抑え込む仕組みなので、根本的解決とは別ごととなります。
前腕や肩ももちろんだけど引っ張って身体が湾曲した時に背骨など骨格に負担がかかるため、ずっと使ったら身体に悪いし圧迫感や負荷から慢性的なストレスが蓄積しそうなため、引っ張りが減っている間にクリッカートレーニングなどと併用しました。
ただ、首が圧迫されないので、その点は良かったです。
イージーウォークハーネスはかいぬしさんの体調が悪く散歩中の環境確認に自信がないとか、力の強い犬やトラウマを抱える犬を飼っておりかいぬしさんがまだトレーニング勉強中で怪我をしかねないなど、事情がある人間側が恩恵を受けます。
ですが犬は恩恵を受けないアイテムなので、注意が必要です。
私はこういった物理的に行動を抑える道具を使わなくていい様に勉強してきているので、今後積極的に使う予定はありません。
もしこのハーネスを使うとしたら、犬がトラウマを受けたりして強い引っ張りによって危険を感じ自分ではどうにもしてあげられない場合に、罰や強制を使わずに解決してくれるトレーナーのセッション予約日までを、事故を防ぐ為に使うかもしれません。
菊ちゃんの育て方ではそういう事になる可能性は低いですが。
Poypet 軽くて安いハーネス

このハーネスはとにかく安い・軽い・通気性が良く洗ってもすぐ乾くので扱いやすかったです。
イージーウォークハーネスをやめようと思い、とりあえず代わりに買いました。
首側のバックルが外れるので、頭を通すのが苦手でも使えて良いですね。
- 安い・軽い・通気性が良い・反射材つき
- 首側のバックルが外せる・ロック機能つき
- もしもの時用のハンドル付き
Dカンは前と後ろです。後ろのDカンがもっと後ろ(ハンドルの真下くらい)だったら良かったのとサイズ調節は4ヶ所。
お腹側がストラップではなく布で覆う形になっているので、引っ張った時に食い込まなくて安心感があります。なので前後のDカンにリーシュをつけて引っ張りを減らしていくトレーニング中には良いのかもしれません。
これで首部分がY型ならより身体に優しかったのですが、丸首だったため、リーシュが張ってしまった時にたまに首に当たるのが気になりました。引っ張りがない子にはいいと思います。
丸首は心配だったけど、イージーウォークの制御感がなくなってストレスが減ったためか、楓は一気に落ち着いてひっぱりが減りました
同時にリーシュを1.8mに変えたのもリーシュが張らなくなって良かったです
結局引っ張りを一気に減らしたのはイージーウォークハーネスを辞めた事・リーシュを長くしてリーシュスキルを学んだ事でした。詳しくはこちらでも書いてます↓
とりあえずYH型3in1ハーネス

勉強していたら前がY、後ろがH型のハーネスが一番身体に優しいと知り、だけどちょっとお金がなかったandどれがいいのか分からなかったので安価で手に入れたハーネスです。
濡らして着る冷え冷え服と組み合わせて使ってもびしょびしょにならないので、夏用ハーネスとして使いました
当時カナダだと30ドル以内で買えて安かったのですが、日本で買うと倍するので別の品でいいやんってなります。
でもとりあえず前がY型という点で、犬の喉に当たらないのでそこは安心感がありました。
リーシュDカンは後ろと前の二ヶ所なのですが、前のDカンは引っ張り矯正の目的でリーシュが張ると犬の前側を圧迫する作りになっているので、後ろDカンのみ使用しました。
- 首側のバックルが外せる
- 5ヶ所調節できる
- 30ドルのわりに丈夫(日本では高い)
YH型ハーネスに変えて、喉に当たらなくなったからか、地面を嗅ぐのも楽そう
背面が短くて調節できないのがイマイチな点です。腹側の調節で脇が擦れるのは阻止する事ができますが、背面が短すぎると首側のストラップが肩の骨に当たる事があって気になりました。
イージーウォークハーネスと同じPet Safe社のもので、Pet Safe社は電気首輪(eカラー)など過激なアイテムも売っているので私はもう買わないと思います。
2025年、カリフォルニア州の裁判でPetSafe社は、同社の電子「ショック」首輪が宣伝されているように「無害」ではなく、身体的および精神的な危害を引き起こす可能性があるとされる点を明らかにしていなかった・望ましくない行動を防ぐ「安全」で「無害」なツールであると広告で虚偽の主張をしていることが判明し、190万ドルの消費者集団訴訟が勝訴しました。
丈夫でかわいいTags For Hope

これは菊ちゃんが来たばかりの時にLサイズを購入しました。すぐサイズアウトするかと思っていましたが思っていたよりストラップが伸ばせたので、そこそこ大きくなるまで使えました。
XLサイズ(胸囲45インチ/114.3cmまで)もあるので大きい子も使えていいですね。
リーシュDカンは胸、背中の前と後ろの3ヶ所。調整可能なストラップは5ヶ所です。
背中の部分が長めにとってあるのでちゃんとサイズを選べば脇に擦れない作りになってます。
- もしもの時用にハンドルつき
- 5ヶ所調節可能
- しっかりした作りですごく丈夫、一年保証つき
- 可愛い柄が多く、シーズンで新作が出る
- Dカンなど金具をゴールドに変更したりとカスタムできる
カワウソ柄とゴールドの金具で作って貰えてかいぬしのお気に入りでした。
可愛かったので歩いていると「そのハーネス可愛いね!どこの?」とよく聞かれました。
北米の方におすすめ!公式サイトTags for hope
また、ここはリーシュも丈夫でとても良いのです。
ハーネス同様にカスタム可能でハンドルを追加できたりクリップをロック付きカラビナに変更したり、長さも6フィート/8フィートが選べるので最高です。
1.5mリーシュだと短すぎる、でも3m以上だと長すぎる都市型環境に住んでいる場合は6〜8ftが丁度よくて助かりますね
全てのストラップが調節可能LufeLux

菊ちゃんが成長して↑のLサイズがサイズアウトしたので、夏場だったのもあり軽くて涼しそうなこちらのハーネスを買いました。
濡らして着る冷え服とも組み合わせやすいので助かります。
- もしもの時用のハンドルつき
- 6本全てのストラップが調節できる
- 首のバックルが外せる
- 軽くて涼しく夏に良さげ
これはblue 9 balance harnessばりに全てのストラップが調節できるため、様々な体型に合わせる事ができるのがいいですね。
blue 9 balance harnessはカナダで買うには輸入で100ドル超えくらい高くなっていたので、安価な代替え品としても最適だと思います。
首元のバックルも外せて首を通すのが苦手な犬にもおすすめです。
菊ちゃんは首のタフタフ肉が育ってきたから、これだと脱ぐ時にカチっと外せて引っかからないで脱げていい感じ〜
菊ちゃんはXLサイズを使ってるよ。
カナダのAmazonではXLはピレニーズも使えるとの事で、まだ調整に余裕があって完全な成犬サイズまで成長しても使えそうです!
前と後ろにDカンがあるので引っ張りを和らげるトレーニング途中にも。でも引っ張る犬にはより衝撃を分散する、下で紹介するパーフェクトフィットハーネスの方がおすすめです。
とにかく優しいパーフェクトフィットハーネス

これは楓が犬生の後半に愛用していました。柔らかくてあったかいので菊も秋冬ハーネスとして購入予定です。
このハーネスは今の所世界で最も優しいハーネスとして評判で、しっかりしたフィット感でとても安心して使えます。
- 3つのパーツと5ヶ所の調整でぴったりフィット
- 抜けにくく、興奮しやすい犬を落ち着かせる
- 成長したり痛んだらパーツを購入できる
- パッド入りのフリース生地が衝撃を分散させる
- 首のストラップが外せる
犬の自然な動きを阻害せずにピッタリと快適に包み込む事で、より犬が落ち着いていられるのも嬉しい!
Dカンは前後についており、引っ張りを減らしていくトレーニング中にも使う事ができます。衝撃を分散させてくれるので、引っ張る犬にもより安心ですね。
ちなみに前Dカンにリーシュをつける際は、前Dカンのみの使用ではなく、前・後ろDカン共にリーシュをつける事が推奨されています。専用リーシュも販売されています。
本国パーフェクトフィット公式サイトはこちらから
日本で買うにはAmazonだと品薄です。楽天の方にはありました。東京ではこちらのサロンは試着もできるみたいです。
このハーネスはとっても快適だったわんよ
最もおすすめのハーネスです!
そんな感じで
今回は今まで使ったハーネスの使用感やおすすめをまとめてみました。
ハーネスの前Dカンを使って引っ張りを減らしていくトレーニングの際は、Fear Free・Force Freeや動物福祉をかかげているトレーナーさん・行動診療科で、罰や強制を使わないやり方を習うといいです。
番外編として、ドライブ用カーハーネスのおすすめはSleepy podです。
以前は日本で探しても見つからなかったけど、今見たらサイズも増えてました!
それでは、よい犬暮らしを!






しかし、Pet Safe社の商品の中にも良いものはあって、留守番中や遊んでいる時にどこかに首輪が引っかかったら外れる仕組みになっている「窒息防止カラー」は秀逸な商品だと思います。(多分日本では取り扱いなしかも)
抜け防止のマーチンゲールカラーもハーネスと組み合わせるのに良い商品ですが、他社にもあるので。