いつもご観覧いただきありがとうございます!長い夏が終わってやっと明るい時間帯にたくさん歩ける気温になりましたね。
我々のきせつ!
今回は私と楓はこんな散歩をしているよ、を紹介したいと思います。
まずは装備から!犬具選びで快適性をUP
犬の装備は犬の快適さを考えたい
楓は元々おっとりのんびりなタイプではなく、常に周りを調べたりして自立して働く犬です。
拘束度が高いとおそらくフラストレーションなどで興奮がバーーーーン!!と上がるため、落ち着いて歩いてもらう為にも快適なハーネスと長めのリーシュは必要なアイテムになっております。
お散歩という貴重な犬満たしの質をあげるために少しでもストレスを減らそうという試みです。
パーフェクトフィットハーネス
2mか1.8mのリーシュ
パーフェクトフィットハーネスは犬の前足の動きを阻害しないので、とても快適そう
このハーネスにしてから、快適さが上がったためかもっと落ち着いて歩けるようになった気がします!
フロントもY字型で首に当たらず、体を包む面が広く柔らかいので万が一何かに驚いてリーシュが張っても食い込まずに力を分散してくれるのも嬉しい。
難点は日本で取り扱いが少ない事と、パーツが3つあるので試着した方がよい事です。。。
↑商品画像を見ていただきたいのでリンク貼っておきます。こちらの楽天ショップに在庫限りでありましたが、お近くに試着できるお店があれば是非そちらでご購入ください。
新潟県では長岡のひまわりさんで試着購入できると思います。(勝手に宣伝/記事の最後にリンクあります)
長めのリーシュで張りを減らす
1.2mや1.5mのリーシュを使っていた時はちょっと匂いを嗅ごうとしただけで張ってしまい、自分の判断で距離を取ったりできなくてフラストレーションによる興奮とストレスを上げてしまっていました。
トロント市は散歩時は2mリーシュまで利用可なので、うちでは1.8m〜2mのものを選ぶようにしています。
ちょっと動いたらすぐリーシュが張ってしまう事がなくなったら、楓の判断を邪魔しなくなってお互いに楽に歩けるようになりました。
かいぬしから引っ張られなくなったから歩くのが楽だよ
↑うちで使っているのはこういう、ロープではなく平らで持ち手の内側が柔らかいタイプです。
これだと犬を止める時に手が痛くならないし、平らの面に親指を当てて持っておき手首を立てれば止めやすいです。
常に長くたらして歩くのではなく、混んでいる道やすれ違い時など必要に応じて短く持っています。
かいぬしの持ち物
かいぬしの持ち物というか結局はほとんど犬のものなんですけど、私はこれらをお散歩に持って行ってます。
多分日本のみなさんよりかなり少ないと思います。こちらではおしっこを水で流す文化もないので流し水も持って行きません。
水入れ
トリーツポーチ+うんち袋
スマホ、グラサン、自分のおやつ、護身用スプレーなど
日によって2〜3時間くらいは外にいるので、中間地点くらいで楓が「お水ちょーだい」と言ってきます。空気も乾燥しているので喉が乾きやすいかもしれません。
胃捻転こわいので量を見ながら飲ませて、水分補給後はドッグパークに行かないようにしてます
トリーツポーチは絶対に持っていきます。
私が使ってるのはこういう↑うんち袋を入れられるポケットがついていて、出し入れ口が絞れるタイプです。走る時にサッと口を絞れば中身がこぼれません。
トロントは道に食べ物がものすごく落ちているしリスも多いので、それらを避けられた時の強化子としても使いますし、何かあった時に注目してもらったり気をそらしたりと何かと使います。
あとは何か素晴らしい、是非ともまたやってほしい行動をした時に進呈したり。例えば階段を登ったり降りたりするのは絶対に犬の方が速いので、待っててくれてありがとう!凄いね!天才!次もお願いねっと食べてもらいます。
休憩の時にちょうだいって言ってもらったりもするよ
[PR広告]
心のままになるべく好きに歩ける時間を
基本的なお散歩スタイルはリーダーウォークでもなければ統率歩きでもなく、犬がリーシュの範囲内で前や横を歩くゆるウォークです。
楓はリーシュの範囲を知っているので前に出過ぎてリーシュが張ると歩を緩めてくれ、引っ張って大変という事はありません。
基本は犬について行く犬満たしスタイル
犬のお散歩は犬を満たすための貴重な時間なので、嗅ぐ・観察する・止まる・進む・行き先を決めるなどの選択は「安全な範囲で」犬の自由です。
混んでいたり向こうから犬やベビーカーが来たりして楓が行きたい方向に行けない時などは、声をかけて私についてきてもらいます。
なので楓が行きたい方に行ける時と行けない時は半々くらいで、お互い様って感じ。
「こっちよ」「危ないよ」「よそのおうち」って言われたらかいぬしの方に行くんだよ
余裕がある時はリーシュを固定して止まって待つだけで、自分で判断して戻ってきてくれます
楓の好きな賑やかな通りではすれ違いが多いのでおそらく自分で判断してほとんど隣を歩いてくれて、路地裏や芝生では前を歩いています。天才かな?
私の経験上(楓、預かり2頭)、自由度の高い散歩は犬の満足度が高く、選択の経験値が積めるので自信がつく様に思います。
江戸時代のドッグトレーナーも犬の心のままに散歩をしてた
ちょっと話がそれますが、実は江戸時代のドッグトレーナー「犬牽」も、自由度の高い長距離散歩「遠牽」をしていたそうです。
犬の意志を尊重し権利を守る
犬に寄り添いサポートする
できる限りストレスフリーの生活を提供し、本能を満たす
罰は使わない(但し犬牽の方は、最小限に叱りを行う事もある)
トリーツポーチ「打飼袋」はマストアイテム
などなど、共通点が多くて面白いです。
よく、チョークチェーンなどの嫌悪刺激や強制矯正を行なう古いトレーニング方法を「伝統的な」と言いますが、本当に伝統的なのは犬牽のやり方だなと思いました。
一般的に「伝統的な」と言われる罰を使うやり方は、実は近代的であり、富国強兵時代に軍事主義でおかしくなってしまった人間たちの負の遺産だと思います。
詳しく読んでみたい方はこちら↓
かいぬしは安全確認をしながら
さて、かいぬしの主な仕事は安全を守る事なので、都市型環境では結構疲れます。
地元の田舎散歩は楽だったな〜年寄りの監視が苦痛だったけど…
- 地面を見る▶︎食べ物や破れたビンなどの危険物が落ちていないか
- 周りを見る▶︎接近するヒトや犬や乗り物、危険人物ではないか(薬物中毒者が多いため)、すれ違いになるのか避けた方がいいのか?
- 犬のボディランゲージを見る▶︎楓のボディランゲージと、可能なら接近する犬のボディランゲージ
- 楓の体調を気にする▶︎気温や湿度と合わせて、パンティングの様子や歯茎の色やおやつを取る時の口の中の温度など
- 野生動物を見つける▶︎リス、鳥、アライグマ、カナダガンなど
- たまには上も見る▶︎リスが木の上からサラミを落としてきた事がある!
全方位を確認しながらのお散歩になるので、人間だけの外出よりかなり疲れます。3時間も外にいたらくたくたになる日もあります。
また、安全に気を配るのも大事ですが過密地域なので地域の方々にご迷惑をかけない様に…これはまた別の記事にしようかな、長くなりそうなので(汗)
疲れるけど生き物として危機管理能力を司る色々な感覚を鍛えられている様な気もするので、良い経験かな
歩く以外の活動を楽しむ
お散歩中は歩く以外に色んな活動をします。
匂い嗅ぎ▶︎大丈夫な場所や物なら嗅ぎ終わるまで待つ
宝探し▶︎綺麗な芝生でおやつを投げて探す
休憩▶︎芝生やベンチでぼーっと世界を観察する
これらの活動は楓が「やろうよ」と言う時もあれば、自分で選んでやり始める事も、私が誘う時もあります。
宝探しは鼻を使う事もあって3回もやれば大満足している様子です
匂い嗅ぎが犬にとってよいものという記事はこちら↓
匂い嗅ぎのメリットと共に、安全上嗅がせない方が良いものや場所などについて書いてますので参考までにどうぞ。
[PR広告]
そんな感じで、秋なのでお散歩について書いてみました!
ゆるウォーク+犬満たしスタイルのお散歩をしてみたいけど不安だよ!という方は、R+のトレーナーさんに教えてもらうのがおすすめです。
気になる長めのリーシュの捌き方やおすすめのハーネスなど、色々教えて貰えると思います。
罰を使わないトレーナーを探せるリンクサイト▶︎R+リンクス
私のおすすめひまわりさんやコンピスさんもこちらのリンクから行けます。
それでは、よい犬暮らしを!