子犬と暮らしているとこんな事もありますよね…!
うちの楓もめっちゃ食ってました。
今回はうちの犬の食糞経過について書きたいと思います。
子犬に多い食糞は犬の正常な行動のひとつ
犬はなぜ食糞するのか?
犬の食糞には諸説ありまだ研究段階ですが、よく言われているのはだいたいこんな感じ▼
- 本能的なもの…子犬の排泄を舐めてうながしそのまま食べる・子犬の存在を隠すという母犬の真似をして
- 綺麗好き…生活圏を清潔に保ちたいから食べて片付ける
- 好奇心から…子犬はなんでも口に入れて確かめたい・なんでも食べてみたい・暇つぶし
- 空腹…フードが足りていない
- 栄養満点のフード…糞に残った栄養素を再び摂取しようとしている
ほか、かいぬしの気をひきたいなど(かいぬしがその都度騒いでしまった場合など)
最近の研究結果▶︎食糞は先祖返り(2021.3月時点)
カリフォルニア大学の応用動物行動学センターに務める獣医師ベンジャミンハートさんの研究チームによると、食糞は狼が見せる行動の一部との事。
食糞をする犬の8割が排泄から二日の新しい糞を食べているというデータが出た
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狼の糞に含まれる寄生虫の卵は感染力を持つ幼虫になるまで数日かかる
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寄生虫の卵入りの糞を健康な狼が食べ、群れから離れた場所で排便してくる
つまり寄生虫感染を群れに広めないために本能で行われる狼の行動を、犬は引き継いでいる、という先祖返り説です。
うちの楓も自分がたった今した出来立てうんちしか食べませんし、よその放置糞も古いものは匂いも嗅ぎません。なんだか納得だな〜と思います。
獣医学の専門誌Veterinary Medicine and Scienceに掲載された論文より。
食糞は気にしなくていい!
ベンジャミンハートさんによると、食糞には犬の年齢やフードの違い、ストレスによる脅迫行動、しつけがされているかどうかは関連性が発見されなかったそうです。
楓のブリーダーさんからも「子犬がうんち食べるのは普通だから、気にしなくていいよ」と言われていました。
でも当時うんち食べた口でテーブルの足や壁をかじったり、かいぬしの手を噛んでくるので(甘噛みが凄かった!)ちょっと気になりましたね。
そういう事情がなければあまり深刻な問題ではないと思います。
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うちの犬の食糞メモリーズ
子犬の頃はけっこう食べてた
子犬は排泄の回数が多く、夜間や朝方にも容赦無く排泄するので、かいぬしの目の届かない時間帯のうんちはけっこう食べちゃってました。
それでも夜間のうんちで遊んだり踏んだりして毎朝うんちまみれになるよりも、食べて片付けてくれる方がいいので全然マシです。
あとはかいぬしがトイレに行ってる間に楓もうんちして、かいぬしが来るのが遅いからそのまま食べちゃったりとか。
糞の味を変えるサプリメントを試してみた
子犬の頃の楓はうんち食べた口で壁や手を噛んでくるので、なるべく食べて欲しくなくて…
ドクターに相談してみたらサプリメントを処方されました。
- ご飯に混ぜて食べさせる粉末状のサプリ
- パインだかミントだかほうれん草だか(忘れた)の苦味で糞をまずくする
- 一週間位、夕飯に混ぜてみて
- これでダメならあきらめろ
結果▶︎▶︎▶︎効果なし!全然食ってるw
後で調べたら食糞防止用サプリメントで実験したところ、食糞をやめた犬は全体の2%だったんだってwww
買う前に言ってよ〜!
お散歩中の食糞にも注意
子犬期のお散歩は拾い食いとの戦いになりますが、ここトロントは!放置うんちがめちゃくちゃ多いのです!
街中にあるゴミ箱に捨てて帰れるし、犬のうんち袋が備え付けられたゴミ箱もあるのに…なぜ人はうんちを拾わないのか…
移民の街なので、うんちを拾う習慣のない国から来た人もいるんでしょうけど。
騎馬警察の馬のうんちも放ったらかしですし、アライグマなど野生動物のうんちも落ちているので集団意識で「うちのうんちだけ拾ってもどうせうんちだらけじゃ〜ん」みたいなものもあるのかもしれませんが。
拾い食い対策のトレーニングをしながらの散歩をしていましたが、子犬の好奇心は凄いのでとにかく楓よりも速く!かいぬしが先にゴミや放置うんちを見つけて近づかせない様に頑張りました!
ちなみに拾い食いの他にトロントでかいぬしさんが気をつけたい事はこちら▼
結局のところ時が解決した
3歳前にはほぼ無しに!ごくごくたまに食べるだけ
結局、これといって効果のある方法は掴めないまま、成犬になるにつれて食べなくなりましたとさ…
今でもたまたま朝方うんちした時とか食べちゃってますけどね。
どうも楓は水溜りやドロドロの道を避けて歩くくらい綺麗好きなので、かいぬしが来ないなら自分でさっさと片付けてくれてるような気がします。
かいぬしが起きている時間はうんちしたら「うんちしたよ〜!」と小走りで教えにくるので、いつでもうんちを食べたい訳ではなさそうです。
フードもそこそこエエやつ食ってるし楓のうんちはそんなに不潔ではないので、たまに食べちゃう分には気にしなくていいかな。
うんち食べた口で甘噛みももうしないし。
気をつけていた事
食糞期に気をつけてやっていた事といえば、こんな感じ▼
- よく観察してうんちの時にすぐ動けるようにしておく
- すみやかに片付ける
- うんちしてすぐ食べそうになったらおもちゃを投げたりして気をそらす
- うんちしてすぐこっちに来たら褒める
- 食べても騒がない、叱らない
子犬期の生活サイクルはだいだいですが
- 睡眠
- おしっこ
- 遊んだり食べたり
- うんち
の繰り返しだったので、よく観察するにしても起きている時だけ見ていれば大丈夫でした。
かいぬしの睡眠中はもうあきらめてましたw
まとめ
そんな感じで今回はうちの楓の食糞がどんな様子だったかを書いてみました。
- そんなに深刻に考えなくてもよかった
- サプリメントは効き目なし
- 食べてもしかる必要はない
- 食べなかったら褒める
- お散歩中のよその個体のうんちだけ気をつけて
- 成犬になったらほぼ食べなくなった
今現在、子犬の食糞で悩んでいるかいぬしさんもいらっしゃると思いますが、食糞は正常な行動ですし大方はこんな感じで時が解決しますので!
あまり深刻に考えず、うんち食べるのも犬ならではの行動と思って楽しんで(?)ください!
それでは、よい犬暮らしを!